一般財団法人北里環境科学センターでの試験結果(北環発2020_0179号から抜粋)
試験品 | 0(初期) | 5分間 | 30分間 | 3時間 |
---|---|---|---|---|
対象(PBS) | 1.9x10⁴ | 1.1x10⁵ | - | 2.4x10⁴ |
青森ひば抽出液 | - | 1.7x10⁴ | 1.3x10⁴ | 1.3x10³ |
LRV a) 減少率% b) | |||||
試験品 | 5分後 | 10分後 | 30分後 | 3時間 | |
対象(PBS) | -0.7(0) | - | - | -0.1(0) | |
青森ひば抽出液 | 0.0(0) | 0.0(0) | 0.1(21) | 1.1(92) |
岩手医科大学付属病院によるとMRSAの細胞浮遊液を10⁴cfu/mlに調整した原液、100倍、10000倍希釈液を用い、残存する細菌数の経時的(0分、30分、6分、120分、180分)変化を見た結果、1)経時的変化:ヒノキチオールに接触する時間が長くなるほど残存する細菌数が減少傾向にあった。2)細菌の減少率は、未希釈液が最も高くなった。(未希釈液は直後から効果を表し、30分後から急激に細菌の減少を認めた。180分で完全に抗菌力を示すことからMRSAに有効と考える。また、100倍希釈までの濃度で接触時間が2時間以上であれば細菌学的な効果が期待でき、非刺激性でコスト的にも安価で有効であると思われる。と発表されました。
日本環境感染学会 環境汚染 vol.14,NO.1,1999